昔の友人に誘われて、ほんとに久しぶりに仕事を始めたんです。
ずっと子育て専門で、もう私が仕事をすることもないと思っていたんですが、活発で外向的な彼女に影響されて、つい私もやることにしてしまいました。
仕事はアイデア商品の対面販売。
カリスマみたいなトークは無理ですけど、もともと結婚前はずっと営業でガンバってたので、まあなんとかなるだろう、というくらいの軽い気持ちでした。
最初の半日ほどはオロオロしていましたけど、やっぱり一度やってみると、自然にスイッチが入ってくるものですね。「ここはグッと乗り出してお客様の心をつかむポイントだ」と、自分でも思うか思わないかのうちに、 口をついて次から次へとトークができるんです。
理屈で覚えたことはなんかどうしても記憶があやふやになるんですけど、昔、足で稼いだというか、自分の体でじかに身につけた感覚ってけっこう簡単によみがえるものなんですね。
われながら感心しました。 やっぱりうれしいのは、目の前のお客様の目の色が変わってくる瞬間です。
なんか若いときよりも、そういう相手の変化はよく読み取れるようになっているのを実感します。
やっぱり年の功でしょうか(笑) 大げさかもしれませんが。軽い気持ちで始めてみた仕事が、いまではなんだか「生きがい」みたいになってしまっています。
あれこれ悩むよりも、まず飛び込んでみることが大事なんだなとしみじみ思います。
中学校時代の同級生と思いがけず再会したりもして、なんかもう毎日が感動の連続なんです。
こんなステキな体験、みなさなにもぜひおすすめします。
読者より