50代になると、定年した後、どのような人生を送るかについて考えるようになると思います。
「長年、やってみたいと思ったことがある」
「いつかは起業してみたいと思っていた」
「趣味など、得意なことを活かして稼いでみたい」
もしも、これまでの人生で、そんなことを一度でも考えたことがある人は、ぜひこの機会に挑戦してみましょう。
50代ともなれば仕事はもちろん趣味やその他で、さまざまな経験・知識を持っているはず。
それは、あなた自身が積み上げてきたあなただけの資産。
豊富な知識・経験を兼ね備えた50代だからこそ、できるビジネスもあるのです。
お金をかけずに起業する方法
起業するには、何も数千万円も用意する必要はありません。
やり方によっては、今からでもスタート可能です。
退職金をもらうのを待ってからでは、定年までの時間がもったいないですし、やる気さえあれば、大金がなくても起業できます。
しかも、何年もかける必要がなく、早ければ数日後から1週間、時間がかかったとしても2〜3ヶ月もあればスタートできるのです。
そんなことを可能にしたのは、インターネットやその周辺技術の進歩です。
今や主婦でもインターネットを活用して年収1,000万を手にしている人がいる時代。
やる気とアイデアさえあれば、誰でも起業できるのです。
しかも、好きなことや得意なことを活かして手軽にスタートできるのが、インターネットの利点です。
その代表例が、
「ホームページを作って販売するネット通販」
「インターネットを通じてサービスを提供する」
というビジネスモデルです。
インターネットを活用したビジネスモデルで、すぐに思いつくのは、品物を販売するインターネット通販ですが、カタチのある商品だけでなく、ノウハウ(情報)提供や著作物など様々なモノを販売することが可能です。
また、ホームページそのものを充実させて、広告収入を得るという方法もあります。
さらに、自分自身がホームページを持たなくても、電子書籍などの著作物を手軽に販売したり、写真を投稿して利用された分の収入を得られる仕組みも普及しています。
詳細については後述しますが、自分の好きなこと得意なことを仕事にして起業できます。
まずはお小遣い程度の収入からスタートし、拡大していく。
最初から高収入を得ようと考えると、それだけ準備も必要になりスタートが遅れてしまいます。
現在、仕事をしながらの起業は、仕事が忙しくなったりなどで気持ちがトーンダウンしてしまうこともあります。
「鉄は熱いうちに打て」というように、勢いがあるうちに始めるのが成功の秘訣です。
準備に時間をかけすぎるとスタートする前から頓挫してしまうということもありますので、できるだけ短時間で準備を整えてスタートしましょう。
「最初は小さく始め、少しずつ大きくしていく」
これが起業のコツです。
初期投資ゼロで、好きなこと得意なことで起業する
起業というと、数百万〜数千万円という資金を投入して会社を興したり、お店を出店したりなどと考える人もいますが、インターネットを上手に利用すれば、大金を投入することもなく、たった1人でビジネスをスタートさせることが可能です。
まずは、いくつかの事例をご紹介します。
◆初級編
ホームページを作らずに手軽にスタートできるビジネスです。
趣味のカメラを仕事にする
撮りためた写真をストックフォトサービスのサイトで販売する。
ストックフォトサイトとは、ホームページや広告、雑誌その他で使う写真を販売しているサイトです。一昔前の広告業界では、レンタル写真、レンタルポジと呼ばれていたサービスのインターネット版です。
空いている時間に撮った写真をアップし、1ヵ月で5万円くらいの収入を得ている主婦から、月収数十万円を得ているアマチュアカメラマンもいます。
外資系のストックフォトサービスは、世界各国で販売されますので、利用者が多い分、高収入につながる可能性もあります。
サイトによって異なりますが、販売価格の30〜80%くらいが収入になります。
本を執筆して電子書籍化して販売する
本を執筆し、電子書籍化してAmazonなどのサイトで販売します。
小説・エッセイ・ビジネス書・詩集・ハウツー本・実用書・マンガなど様々な本を販売できます。
販売価格の30〜90%の印税収入を得られます。
既に年間1,000万円ほどの収入を得ている作家も登場しています。
Amazonが運営しており、ユーザー数が多いAmazonで販売できることが魅力です。
これらのように自分で執筆したものを電子書籍サイトで販売する「セルフパブリッシング」という出版形態は年々増えています。
他にも音楽や映像作品などをつくって販売して収入を得られる仕組みがあります。
こうしたサービスを利用するメリットは、
1.初期投資ゼロ
2.ホームページ制作が不要
3.決済サービスを自分で用意する必要がない
ということです。
作品づくりに集中でき、自分が生み出したものを手軽に販売できることが最大の魅力です。
ただし、それなりの収入を得るためには、「質を上げる」ことと、集客・販売促進などの「マーケティング活動」も必要です。
集客については、別の機会に詳細をご紹介します。
ホームページを作って、少し本格的に起業スタート
次に紹介するのは、自分でホームページを作ってECサイトをスタートする方法です。
ホームページをつくったことがない人は難しそうと感じるかもしれませんが、やることは意外にシンプルです。
1.販売する商品・サービスを決める
2.ホームページを作る
基本的にはこの2つだけ。
もちろん集客するための施策も必要ですが、とりあえずこの2点が準備できれば始められます。
決済方法に関しては、銀行振込とクレジットカード払いの2種類を用意しておけばいいでしょう。
クレジットカード決済の仕組みは、あるサービスの普及により、誰でも簡単に導入できるようになりました。
それがPaypal(ペイパル)です。
昔は、クレジットカード決済を導入するには、審査や条件が厳しく、法人格でなければ利用できない、利用料が高いなど、様々な障壁がありましたが、Paypalのおかげで個人でも簡単な審査で手軽にクレジット決済を導入できるようになりました。
Visa、Master、AMEX、JCBといったクレジットカードに対応しており、特に個人がインターネットビジネスを始めるのに最適です。
Amazonや楽天など、インターネットで物を買うのが当たり前の時代です。
みなさんもそうだと思いますが、多くの消費者がクレジットカードを使ってインターネットで買い物をしており、その数は日々増え続けています。
ホームページ制作についても、特別な知識・スキルがなくても、簡単にホームページが作れるサービスが増えています。しかも、そのほとんどが無料です。高度な機能を利用する場合は有料になりますが、無料機能だけでもインターネットビジネスを始めることは十分に可能です。
このように便利な仕組みやサービスが充実したおかげで、誰もが簡単にインターネットで起業できるようになりました。
無料でホームページを作れるサービス一例
さらにビジネスを本格化する
自分でサーバーを借りて、ホームページを作る方法です。
ホームページ制作を使ったり、WordPressといったBlogのようなサービスを利用して、よりオリジナリティの高いサイトをつくり、運営するという方法もあります。
前述した無料ホームページ作成サービスよりも、やや知識やスキルが必要になってきますので、詳細は、別の機会に説明したいと思います。
何をビジネスにするか
何度も繰り返していますが、起業するなら「好きなこと」「得意なこと」にすべきです。
そのことについて「知っている」あるいは「経験がある」ので、ゼロから勉強する必要がなく、すぐにでも着手できます。
また、好きなことであれば、続けることができます。
どんな人にも好きなこと、得意なことのひとつはあるはずです。
つまり、既にあなたには起業するために必要なことが揃っているのです。
釣り好きで、毛鉤を作るのを趣味にしている人が、自作の毛鉤を販売しています。
手作りアクセサリーを趣味に持つ主婦が、自作アクセサリーやオーダーメイド販売で成功している例もあります。
また、得意の英語を活かし、オンライン講座を展開したり、翻訳サービスを提供している人もいます。
こんなふうに、様々なことがビジネスになり得るのです。
そして、インターネットをフル活用すれば、資金ゼロか少額の費用で起業することが可能なのです。
まとめ
インターネットを活用して起業するために必要なことは、たったこれだけ!
Step1 「好きなこと」「得意なことは何か」を整理する。
あなた自身の棚卸しをしてみましょう。
子供のころから現在まで思い返し、好きなこと、夢中になったこと、一定期間続けたこと、蓄積されたノウハウなどを書き出してみましょう。
▼
Step2 商品・サービスを決める。
好きなこと、得意なことを整理できたら、次はそれをどのようにビジネスにするか検討します。
商品・サービスは何にするか?
あるいは、どのようなビジネスモデルにするかを考えます。
インターネットを活用したビジネスモデルの一例
◎インターネット通販で、商品・サービスを販売する
◎著作物等を販売できるサイトを活用する
◎ノウハウを提供し、教授・指導料を得る
◎ノウハウ・情報を提供し、広告収入を得る
◎アフィリエイト収入を得る
▼
Step3 ホームページを作成し、スタートする!
ホームページを作って公開すれば、その時点でビジネスがスタートします。
起業までわずか3ステップという手軽さです。
今スタートするか、それともこのまま定年まで過ごすか。
もしも、今から始めたら10年後にどうなっていると思いますか?
明るい未来をイメージしながら、第一歩を踏み出してみましょう。