気持ちは若くても、肉体は使わなければ少しずつ衰えてしまうもの。
若頃、部活でのハードな練習をしていたり鍛えていた人ほど、年をとってから衰えが早い傾向があります。
それは自分の肉体に自信があるから。
「若い頃あれだけ鍛えたのだから自分は大丈夫」
そんなふうに思っている人が多いのです。
もちろん、運動を継続している人は何の問題もないでしょう。
問題なのは、30、40、50代で運動をしていない場合です。
年齢とともに肉体は衰弱するのは自然なこと。それを食い止めるには体を動かす以外にないのです。
50代からの体力づくり
「体力が落ちたなぁ〜」と感じ始めるのは、40代を過ぎたころ。
特に運動をしないままでいると、50代になってガクッと体力が落ちたという人が続出します。
持久力もそうですすが、筋肉量も柔軟性も低下していきます。
「なかなか疲れがとれない」
「肩が上がらない」
「体のあちこちが痛くなる」
「すぐに疲れる」
とはっきりと自覚しはじめるのが50代です。
そこで日課にしたいのが、継続できる運動です。
ポイントは、
「継続できること」
「無理をしないこと」
の2つです。
基本運動は「筋肉を鍛える」「柔軟性を保つ」ことです。
筋肉は様々な役割を果たしています。
体を支えるサポーターであり、新陳代謝を促したり、血流の改善、若返りにも効果があると言われています。
スクワット
各10〜20回を3セット。
これを1日に数回繰り返します。
もっとも手軽で、健康維持に重要な「歩く」
「歩くことが健康にいい」というのは、昔からずっと言われ続けてきていること。
1日15分以上の早歩き。もしくは30分の散歩、ときどき早歩き。
ストレッチ
屈伸、前屈、開脚、各部のストレッチなど。
メニューはとてもシンプルですが、何十年も運動をしていない人は、少しずつやっていきましょう。
簡単だからと言って急に何十回もやると、筋肉痛になったり、筋を痛めてしまう恐れがありますので注意が必要です。
ハードすぎる運動は返って老化を促進させてしまうので、無理せず、少しずつ回数を増やし、継続していきましょう。