第158回芥川賞は、若竹千佐子さんの「おらおらでひとりいぐも」
2018年1月16日。第158回芥川賞・直木賞の選考会が開催され、それぞれ受賞作品が決まりました。
今回の受賞で注目を集めているのは、芥川賞を獲得した若竹千佐子さんという人物です。
年齢は、なんと63歳です。
しかも、デビュー作だそうです。
さらに驚くべきことは……!
55歳から小説講座を受講
なんと、若竹千佐子さんは、55歳のときに小説講座に通い始めたそうです。
これまでに、芥川賞の50歳以上の受賞者は、
第148回 黒田夏子 75歳 「abさんご」
第70回 森 敦 61歳 「月山」
第98回 三浦清宏 57歳 「長男の出家」
第158回 石井遊佳 54歳 「百年泥」
です。
若竹千佐子さんが注目を浴びているのは、小説を本格的に書き始めたのが、
50歳を過ぎてからということです。
小説講座を受講したのは、55歳のとき。
そして、今回、デビュー作品がいきなり芥川賞に選ばれたのです。
中年、シニア層に勇気と希望を与えてくれますね。
もう1人の芥川賞を受賞した作家も、50歳超え
芥川賞のもう1人の受賞作家は、石井遊佳さん54歳です。
ちなみに、受講した教室は異なりますが、若竹千佐子さん、石井遊佳さんともに小説講座に通っていたそうです。
なんと講師は同じ!
文芸誌「海燕」の元編集長、根本昌夫さんという人です。